今回の薬草茶講座では、「婦人科聖薬」と呼ばれる当帰について、郭炯碩先生に紹介していただきました。
当帰は気を調整し、血を養い、気血をそれぞれあるべき場所に帰らせる作用があります。そして、"夫を思う"という意味もあるので「当帰」と名付けられました。
美肌秘薬
現代薬理学研究によると、当帰には抗炎症、抗酸化、皮膚の老化の抑制、免疫機能を高める等の作用があります。これにより、皮膚の色を改善し、白い肌、透明な肌をつくる効果が期待できます。
当芍美人
昔から当帰芍薬散を処方した方が良いとされる女性を『当芍美人(とうしゃくびじん)』と呼んでいたようです。その理由は:
病弱な胃アトニー体質者
→身体の線が細く華奢
血行が悪い
→肌の表面に血液が流れにくいので、色白の肌
むくみ
→肌の表面がしっとりしている
まさかに上村松園の絵に描かれた美人のようです!
「実は必要だと判断すれば、男性にも当帰芍薬散を処方しています。」と郭郭炯碩先生が笑いながら話しました。
正確な飲み方で飲み続けると次のような三つの効果を期待できます。:
血を補う
血液の循環を改善し、痛みを止める
腸を潤し便の通りをよくする
9月22日(木曜日10:00~11:00)『五味子茶』
9月29日(木曜日10:00~11:00)『シナモン茶』
10月13日(木曜日10:00~11:00)『黄耆茶』
お楽しみにしてください。
講師紹介
郭炯碩、男性。
北京中医薬大学卒業。東直門病院臨床針灸推拿学修士終了。前韓美国際病院、中韓合生縁病院常勤医師歴任。駐中韓国大使館で伝統薬草茶講座専任講師として活躍している。
特色:韓国舎岩鍼法。得意分野:
1. 疼痛性疾患:頭痛、腰、頚椎椎間板ヘルニア、首、肩、腰、膝関節痛
2. 消化器系疾患:急慢性胃炎、逆流性食道炎、下痢、便秘
3. 呼吸器系疾患:風邪、急慢性の咳、アレルギー性鼻炎
4. 婦人科疾患:月経痛、月経不順、おりものの異常、更年期障害
5. 内分泌疾患:ニキビ、不眠
診療時間:月、火、水(午前)、木、土(午前)、日
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